米男子ツアーの来季出場権をかけて172人が激突するQTファイナルは現地時間4日、カリフォルニア州のPGAウエスト・ニクラウス・トーナメントC（NT）とTPCスタジアムC（SC）の2コースを舞台に第5ラウンドの競技を終了。前日スコアを崩し41位タイに後退していた今季日本ツアー賞金王のべ・サンムン（韓／SC）は、中盤ボギーがかさんだものの6バーディ、3ボギーの3アンダー69と好スコアをマークして通算6アンダーとし29位タイに再浮上。18ホールを残し来季の出場権獲得まであと一歩のポジションを確保した。

　上位陣は前日2位のマルコ・ドーソン（米／SC）が4アンダー68で回って通算17アンダーで単独トップに浮上。3打差の単独2位にスティーブン・ガングラフ（米／SC）が続いたが、前日まで首位を快走していたウィル・クラクストン（米／SC）は4つスコアを落とし通算11アンダー。米ツアー2勝のボーン・テイラー（米／SC）らと並ぶ5位タイに後退した。

　またツアー3勝を誇る47歳のベテラン、ジェフ・マガート（米／SC）がノーボギーの6アンダー66の猛攻で通算9アンダーまでスコアを伸ばし、前日の41位タイから13位タイに急浮上。一方、全英オープン王者のデビッド・デュバル（米／NT）は5日目にして初の60台（4アンダー68）をマークしたものの通算2アンダーの63位タイに低迷している。