米男子ツアーのクォリファイング・トーナメント（QT）が終わり、ブレンドン・トッド（米）ら27人が来季の出場権（ツアーカード）を獲得した。そのメンバーを見てみると、来季は米ツアーでも韓国旋風が吹き荒れそうな気配が漂っている。

　今季の国内ツアー賞金王ベ・サンムン（韓）が、11位タイでQTを突破。さらに、最終日に5アンダー67を叩き出したノ・ソンヨル（韓）が、3位タイでツアーカードを手にしている。日本でのベ・サンムンの強さは、今季、日本オープンゴルフ選手権競技を含む3勝を挙げ、ライバルたちも認めるところ。これに加えて昨季、アジアンツアーのマレーシアン・オープンを制し、同ツアー賞金王に輝いた20歳のノ・ソンヨルにも注目が集まっている。

　米ツアーではパイオニアの崔京周（韓）を始め、アジア人初のメジャータイトルを獲得したY・E・ヤン（韓）など、すでに韓国勢の強さは証明済みだ。ここに新たに2人の新星が加わることで、同ツアーにおける韓国勢の層がさらに厚くなる。