米ツアーの来季出場権をかけて172人が激突するQTファイナルは現地時間2日、カリフォルニア州のPGAウエスト・ニクラウス・トーナメントC（NT）とTPCスタジアムC（SC）の2コースを舞台に第3ラウンドの競技を終了。初日から首位を走るウィル・クラクストン（米／SC）が通算13アンダーで単独トップの座をキープする中、石川遼のライバルで米ツアーへの転身をはかりQT挑戦中のノ・スンヨル（韓／SC）が8アンダー64と爆発。通算11アンダーまでスコアを伸ばし前日の30位タイから首位に2打差の2位タイへ急浮上した。

　一方、今季の国内男子ツアー賞金王べ・サンムン（韓／SC）は母国の後輩であるノ・スンヨルと同じ30位タイからスタートし、出だしの10番でいきなりダブルボギーを叩くも、後半に3連続を含む5バーディを奪って盛り返し3アンダー69をマーク。通算6アンダー27位タイにわずかながら順位を挙げ、残り3日間での来季の米ツアー出場権に望みを繋いだ。

　全英オープン王者で元世界ランクNo.1のデビッド・デュバル（米／SC）は1オーバー73とスコアを1つ落とし、通算1オーバー115位タイに後退している。

　なお、6日間を終えて25位までの選手が来季の出場権（ツアーカード）を獲得することができる。