昨年3位のJ.デイ、今年こそV誓う!
2014年2月23日(日)午前10:25
昨年大会は準決勝で敗れ3位に終わったジェイソン・デイ(豪)が、1年越しのリベンジに挑む。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの初戦 WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権(アリゾナ州ザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテン)は現地時間22日、準々決勝が行われた。第1組に登場したデイは、全英オープンチャンピオン、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)と対戦し、2アンド1で勝利を収め、昨年同様準決勝(ベスト4)にコマを進めた。
「子供の頃からマッチプレーが大好き。1対1のガチンコ勝負にはたまらない魅力がある」と言うデイは、1番で幸先良く1アップを奪うも、続く2番、3番でウーストハウゼンにバーディを決められ1ダウンに。しかし4番パー4で目の覚めるようなスーパーショット(第2打)が炸裂し、2オンに成功してバーディ奪取。この強烈なカウンターパンチが効いてオールスクエアに持ち込むと、5番も連取して1アップ。
そこからは終始デイのペースで完全にマッチを支配し、ドーミーホール(引き分けでも勝ちが決まる)の17番をともにパーで分け合い、デイが2アンド1で勝利をものにした。
昨年、母の祖国フィリピンを襲った台風で祖母をはじめ親戚を多く亡くしたデイ。直後に自国開催された国別対抗戦 ISPSハンダ・ワールドカップゴルフでは、悲しみを乗り越え個人戦とチーム戦の両方で栄冠に輝いた。その例を出すまでもなく、いざというときの集中力は他の追随を許さないものがある。
「このコースとは相性が良いと思う。自分の飛距離だとバンカーやハザードがあまり気にならない。その辺がアドバンテージなのでは?」と自己分析したデイ。目指すはもちろん昨年つかみ損なったマッチプレーチャンピオンの座。残すは準決勝、決勝の2マッチのみだ。