2011年全米オープンで記録的大勝を収め大ブレイクしたローリー・マキロイ（北アイルランド）の陰に隠れてはいるが、同世代のライバルとして注目を浴びているのが24歳のジェイソン・デイ（豪）だ。

　2011年はマスターズで2位タイに食い込み、全米オープンでもマキロイに次ぐ単独2位でフィニッシュ。米男子ツアー21試合に出場し約半分の10試合でトップ10に入る安定感を見せつけた。

　ちなみに賞金ランクは9位。世界ランキングもすでに8位とトップ10以内にランクインしている。

　 デイの魅力は何といっても豪快な長打。しかしダイナミックな面ばかりが目を惹くが実は小技の上手さにも定評がある。勝負どころでパットを決める確率は6割 超えでランキング7位。バンカーからのパーセーブ率60.96％で4位、ドライビングディスタンス302.6ヤードで14位と、飛距離の魅力と巧みな ショートゲームが相まって、見るものを魅了する要素満載だ。

　米男子ツアーでの優勝は2010年HPバイロン・ネルソン選手権での1勝のみ。2011年も良いところまで行きながら優勝には手が届かなかったが、来年こそ大ブレイクしそうな予感が漂っている。2012年の主役候補のひとりであることは間違いなさそうだ。