来季初優勝の期待度No.1 ?リッキー・ファウラー?
2011年12月25日(日)午前10:56
タイガー・ウッズ(米)やフィル・ミケルソン(米)にかげりが見えてきた昨今、アメリカ人がもっとも活躍を期待しているプレーヤーがリッキー・ファウラー(米)だ。
ショッキングオレンジのプーマのウェアがトレードマークのファウラーは23歳にしてすでにカリスマ性を身につけている。ファウラーが出場する試合には数多くの“彼目当て”のギャラリーが会場に押し寄せる。
しかし2009年デビュー戦でいきなりトップ10に入り、2戦目でプレーオフにコマを進め2位タイに食い込むなどセンセーショナルな活躍を見せたファウラーだが、米男子ツアーフル参戦1年目の2010年、2年目の2011年とすぐにでも優勝に手が届くのでは? と思われながら未勝利に終わった。
ちなみに今年は24試合に出場しトップ10入りは4回。最高位はWGC-ブリヂストン招待での2位タイ。その他全英オープンで優勝争いを賑わし5位タイに入ったのは記憶に新しい。しかしザ・プレジデンツカップの代表から漏れるなど、本人の中には忸怩たる思いが渦巻いているはず。
同世代のライバル、ローリー・マキロイ(北アイルランド)はすでに全米オープンに勝ってメジャーチャンピオンの仲間入りを果たし、世界ランクトップ3の座を確保している。1歳年下のマキロイの後塵を拝したファウラーにとって必要なもの。それは優勝の二文字しかない。
ベテランのクリス・ディマルコ(米)は「とにかく彼は1勝するしかない。1つ勝ってしまえばその勢いで何勝も出来得る才能は持ち合わせているのだから。プロデビュー以来、周囲の多大な期待を受け、人気が先行してきたが、来年こそ勝って肩の荷を降ろして欲しいもの」と語っている。
日本人の血を引く(祖父が日系2世)ファウラーがツアーを席巻する日が楽しみだ。