石川遼が米国時間19日発表の最新世界ランキングで50位から51位に転落。年末時点での同ランキング50位以内に与えられる来季マスターズ出場権を逃した。

　日本でのシーズンを終えてから参戦したアジアンツアー最終戦、タイランドゴルフ選手権に世界ランク50位で臨み、上位に入って本年度中の来季マスターズ（現地時間2012年4月5?8日／ジョージア州、オーガスタナショナルGC）出場権獲得を狙ったが、残念ながら58位タイで大会を終了。その結果、世界ランクは1ランクダウンして51位。マスターズ直前までに米男子ツアーで優勝するか、世界ランク50位以内を確保するなどしてオーガスタ行きの切符を勝ち取るしかなくなった。

　石川以外にメジャー王者の面々でもオーガスタ行きを確定できなかったものもいる。何度も優勝争いを経験しながら、グリーンジャケットを逃しているアーニー・エルス（南ア）が56位、レティーフ・グーセン（南ア）も53位でやはり現時点ではマスターズ出場が決まっておらず、こちらも来年のスタートダッシュにかけるしかなくなった。

　また、タイランドゴルフ選手権初日に『60』を叩き出し、7打差の圧勝を飾ったリー・ウェストウッド（英）が3位から2位に浮上。代わってローリー・マキロイ（北アイルランド）が2位から3位に後退した。

　その他上位陣は、1位ルーク・ドナルド（英）、4位マーティン・カイマー（独）、5位アダム・スコット（豪）と変動はない。2週間のシェブロン・ワールド・チャレンジで2年ぶりの復活優勝を果たしたタイガー・ウッズ（米）は22位から23位に順位を落としている。