現在賞金ランキング2位につけるジョン・クック（米）が逆転優勝に向け絶好のポジションを確保した。

　米チャンピオンズツアーで唯一アジア開催のソンドIBD選手権は現地時間17日、韓国ソンドのジャック・ニクラウスGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日5位タイ発進のクックが5アンダー67の好スコアをマークし、通算9アンダーで単独トップのマイケル・アレン（米）に1打差の2位タイに浮上した。同じく2位タイにジェイ・ドン・ブレイク（米）がつけ、通算8アンダー4位タイにマーク・オメーラ（米）、デビッド・ピープルス（米）の2人が続いている。

「今年は3勝しているけれど、自分でも調子が良いのか悪いのか今ひとつつかめていない。今週も最後にどんな結末が待ち受けているかわからないけれど、最後の最後にピークを持っていければ良いね」と逆転Vに意欲を見せるクック。賞金ランクに加え、成績をポイントに換算して競うチャールズ・シュワブ・カップランキングでも5位につけており、ツアーでもっとも高額賞金を誇る今大会で勝てば賞レースでも優位な展開に持ち込むことが出来る。2009年以来のツアー2勝目を狙う単独首位アレンも「クックの存在は恐い」と警戒心を剥き出し。果たして混戦を制するのは誰なのか？

　その他、出場2試合連続優勝を目論むマーク・カルカベッキア（米）はイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算6アンダーで前日の首位タイから9位タイに後退。レーマンはベルンハルト・ランガー（独）らと並び通算7アンダー6位タイにつけている。

　日本の尾崎直道は、5バーディを奪いながらも同数のボギーを叩きイーブンパー72止まり。23位タイから27位タイへわずかながら順位を下げた。またこの日は盧建順（台）が156ヤードの17番パー3でホールインワンを達成している。