絶好調の清田太一郎がライバルと直接対決しながら、初優勝を狙う。

　現地時間6日開幕のメイバンク・マレーシアン・オープン（マレーシア、コタ・パーマイGC）は、前週のジョニー・ウォーカー・クラシックに続き、欧州、アジア両ツアー共催のイベント。前週は最終ラウンドの前半を終えて4打差首位に立ちながら、逆転負けを喫した清田が、今度こそ勝利を目指す。

　今大会の第1ラウンドの組み合わせも清田を燃えさせている。後半の4連続バーディで逆転Vを飾った当の相手、マーク・ブラウン（ニュージーランド）が同組になっているからだ。清田自身が「優勝を意識してペースが崩れた」と振り返っていただけに、今度は自分のゴルフを最後まで貫いて、勝利へと突き進む心積もりだ。

　一方、アジアンツアーで2週前のセイル・オープンから連続優勝し、世界ランク64位まで浮上したブラウンの活躍に刺激を受けているのが、マイケル・キャンベル（ニュージーランド）だ。

　05年全米オープン王者のキャンベルだが、その後低迷が続き、現在は同ランク230位まで転落。そんなところへ舞い込んだ同胞の快挙は大きな刺激につながった。「誰かが上がってくるのは自然なこと。過去15年くらいの間、僕がニュージーランドのトップランクだったけど、他の選手が頑張ってくれることでモチベーションが上がるからね」と歓迎しており、闘志に火がついている。