ジャスティン・ローズ（英）とトレバー・イメルマン（南ア）が互角の戦いを繰り広げている。

　優勝賞金120万ドル（約1億3,000万円）を巡って、世界のトッププロ12人が激突するオフシーズンのビッグイベント、ネッドバンク・ゴルフ・チャレンジは南アフリカのゲイリー・プレーヤーCCを舞台に現地時間の1日、第3ラウンドを行った。前日トップタイのローズとイメルマンが、ともに5アンダー67をマーク。通算16アンダーとして首位タイの座をキープした。

「今週はパッティングの調子がすこぶる良い」とグリーン上での好調さを強調したイメルマン。17番終了時点ではリーダーボードの最上段に立っていたが、最終18番でボギーを叩きローズに並ばれた。

　一方のローズは3番で今大会初のボギーを叩くも、好調なショットを武器に3連続を含む7つのバーディを量産。難易度が高い最終18番も無難にパーで収めると、「明日はピンの位置がもっと難しくなるだろうから、最後まで息を抜けない戦いになるだろうね。できればプレーオフは避けたい。すんなり行きたい」と、優勝シーンの青写真を描く。

　単独3位には今大会4度目の優勝を狙うアーニー・エルス（南ア）が控えているが、首位タイの2人との差は5ストローク（通算11アンダー）。4位のヘンリック・ステンソン（スウェーデン）に至っては9打差（通算7アンダー）、5位タイのアダム・スコット（豪）、ルーク・ドナルド（英）は10打差（通算6アンダー）あり、現時点ではローズとイメルマンの2人が絶対的に有利。最後に笑うのは果たしてローズかイメルマンか？　上り調子の2人だけに、好プレーが期待できそうだ。