国内女子ツアーのCAT Ladiesは20日、神奈川県の大箱根カントリークラブを舞台に第1ラウンドの競技を行い、ベテラン福嶋晃子が7バーディ、ノーボギーと安定感抜群のゴルフを披露。7アンダー66の好スコアで単独首位に立った。ディフェンディング・チャンピオンの諸見里しのぶと昨季賞金女王の横峯さくらは、ともにイーブンパー73と伸び悩み34位タイとなっている。

　大会連覇で今季初勝利を狙う諸見里は、出だしの1番パー5でいきなりイーグル奪取の好スタートを切る。その後7番をボギーとするも、9番ロングホールでバーディを取り返し前半は2アンダー。ここからスコアを伸ばしていくかと思われたが、後半最初の10番から連続ボギーを叩きつまずくと、最後まで波に乗りきれずホールアウト。首位と7ストロークの大差で初日を終え、連覇へは第2ラウンド以降の巻き返しが必須となる。

　一方、横峯は大会2日前の練習中に蜂らしき虫に肩を刺されるというアクシデントに見舞われ、ほとんど練習ラウンドを回れず本番へ。その影響もあってか、この日は序盤からバーディとボギーが入り乱れる展開となる。1番バーディの後に3連続ボギーを叩いたかと思えば、5番、6番で連続バーディ。後半も11番から連続ボギーとするなど安定感を欠き、結局6バーディ、6ボギーと大荒れの初日となってしまった。本人は「大丈夫」と話しているが、明日以降も虫刺されの影響は気になるところか…。

　その他上位陣は、福嶋と1打差の2位タイに恒川智会と姜如珍（韓）の2人が続き、5アンダー68で回った藤田幸希が単独4位。また、一昨年のCAT Ladies優勝者である古閑美保がノーボギーの4アンダー69をマークし、馬場ゆかり、川原由維、リ・エスド（韓）と並び5位タイにつけている。