22日、国内女子ツアーの公式戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップが宮崎県の宮崎CCを舞台に開幕。7アンダー65の好スコアをマークした不動裕理が今季最終戦で単独トップ発進した。4打差の2位タイに大山志保と米山みどり。今季の賞金女王をすでに確定した上田桃子は1アンダー71の7位タイで第1ラウンドを終えた。

　05年日本女子プロゴルフ選手権以来の公式戦での勝星を狙う不動が、スタートダッシュに成功した。前半でスコアを2つ伸ばすと、後半も11、12番で連続バーディ。13番パー5ではイーグルを奪取し、最終18番もバーディで締めくくった。この日はノーボギーと完璧なプレーを披露し、7アンダー65でフィニッシュ。後続に4打差をつけ、早くも一人抜け出した。05年まで6年連続賞金女王に輝いたが、今季は2勝にとどまっている。来季以降返り咲くためにも、今大会の勝利で弾みをつけたい。

　公式戦初Vを目指す上田は、前半3バーディ、2ボギーと出入りの激しいゴルフ。後半は1バーディ、1ボギーのパープレーでラウンドし、1アンダー71の7位タイでホールアウトした。今季ミズノクラシックなど5勝を挙げている上田。6勝目を手に入れるためには第2ラウンドにチャージをかけ、リーダーボードの最上段に立った不動との差を少しでも詰めたいところだ。

　トーナメントリーダーと5打差の4位タイに日本女子オープンを制した諸見里しのぶ、今季4勝の張娜（中）他。ディフェンディング・チャンピオンの横峯さくらはイーブンパー72で、全美貞（韓）らと並び11位タイで続いている。また、古閑美保、佐伯三貴、藤田幸希らは2オーバー74で回り、16位タイからのスタートとなった。