17日、国内女子ツアーの大王製紙エリエールレディスオープン（香川・エリエールGC）は第2ラウンドを行った。5アンダー67をマークした横峯さくらが通算5アンダーまでスコアを伸ばし、4位タイに浮上。前日首位の上田桃子が通算7アンダーでトーナメントリーダーの座を守った。

　逆転Vを狙う横峯がリーダーボードを駆け上がった。まず前半を4バーディ、ノーボギーと完璧なラウンド。後半は12番からの4ホールで3つのボギーを叩き、勢いは衰えたかに見えた。だが、16番をバーディとすると、最終18番でイーグル奪取に成功し、1イーグル、6バーディ、3ボギーの5アンダー67でフィニッシュ。前日の28位タイから、諸見里しのぶ、有村智恵ほかと並び、通算5アンダー4位タイに順位を上げた。

　6アンダー単独トップでスタートした上田は、出だしの1番でバーディ。その後は1バーディ、1ボギーで回り、1アンダー71にスコアをまとめた。通算7アンダーでリーダーボードの最上段の座をキープ。現在賞金ランク1位の上田が勝てば、同ランク2位の横峯の成績に関係なく、史上最年少の賞金女王に輝く。今大会の勝利でタイトル獲得を決めたいところだ。

　その他、上田と1打差の2位タイに前週に続いて優勝争いを演じている好調の茂木宏美と原江里奈がつけている。昨季賞金女王の大山志保は古閑美保らとともに、通算1アンダー22位タイ、同ランク3位の全美貞（韓）は通算1オーバー38位タイ。しかし、前週優勝の北田瑠衣は通算4オーバー53位タイで予選落ちを喫した。