米女子ツアー、今季終盤戦のクライマックスが現地時間8日から始まる。

　アラバマ州モービルのロバート・トレント・ジョーンズ・ゴルフトレイル、マグノリア・グローブス・ザ・クロッシングスを舞台に行われるミッシェル・カンパニー・トーナメント・オブ・チャンピオンズは、過去3年間のツアー競技優勝者と、現役で殿堂入りを果たした選手のみに出場権が与えられる大会で、今年の参加選手は35人。先週のミズノクラシックで劇的優勝を飾った上田桃子にも出場権があったが、日本ツアー賞金女王争いも大詰めとあって辞退している。

　もちろん、目玉は2年連続賞金女王の座を目指すロレックスランクNo.1のロレーナ・オチョア（メキシコ）だ。同コースで行われた昨季大会は、後続になんと10打の大差をつけて優勝しており、その再現なるかに注目が集まっている。

　だが、これを阻止しようと目の色を変えているのが、終盤に来て絶好調のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）だ。今季、一度はオチョアとの直接対決を制しており、現在は自信満々。さらに、疲れでリズムがおかしくなっていたのを、休養で取り戻しているだけに、オチョアとの激戦は必至の状況になっている。

　さらに殿堂入りメンバーも負けていられない。今季、ビッグネーム達の仲間入りを果たすことが決まっている朴セリ（韓）、アニカ・ソレンスタム（スウェーデン）、大ベテランのジュリー・インクスター（米）らがオチョア、ピーターセンを止めようと襲い掛かってくる。

　今季のツアーは今大会と次週の最終戦、ADT選手権で終了するとあって、選手たちももうひと踏ん張り。最後の山場に向かってムチを入れなおしている。