上位の順位に変動なく、日本勢は予選突破ならなかった。

　米女子ツアーの新設トーナメント、ナビスターLPGAクラシック（アラバマ州プラットビル、ロバート・トレント・ジョーンズ・ゴルフトレイル）は現地時間の28日、日没順延となった第1ラウンドの続きと第2ラウンドを行い、初日から好調なプレーを続けているステーシー・パラマナス（米）が通算13アンダーまでスコアを伸ばし、単独トップの座を守った。

　3打差の2位に出場4試合連続優勝を狙うロレーナ・オチョア（メキシコ）がつけ、通算9アンダー単独3位にリンジー・ライト（英）、通算7アンダー4位タイにビラダ・ニラパスポンポーン（タイ）とマリア・ヨース（スウェーデン）が続き、国際色豊かな面々が上位を賑わしている。

「シーズン終盤に来て、こんなにいいプレーができるなんて、これほどうれしいことはない」と初日から首位を走るパラマナスは満面の笑み。前半は「パットが昨日ほど入らず」スコアを伸ばせなかったが、終了間際のパー5（8番ホール）でイーグルを奪い、後続との差を広げた。今季は開幕2戦目のフィールズオープンインハワイで優勝を飾っており、勝てば今季2勝目を達成することに。「でもまだ残り2日あるし、勝ち負けを予想するのは早い。バーディ合戦が続きそうだから、明日以降もアグレッシブなゴルフでバーディをたくさん獲っていきたい」と気を引き締めた。

　一方、日本勢は初日に続き苦戦が続く。4試合ぶりの登場となった宮里藍だが、この日もボギーが先行。17番パー5で今大会唯一のバーディを奪ったが、5番パー5で『8』を叩く大乱調。結局前日に続き7つスコアを落とし、通算14オーバー138位で2日間の競技を終え、予選突破はならなかった。それでも本人は「結果よりフィーリングを重視してみて、手応えを感じた」のだとか。果たしてそれがスランプ脱出のきっかけにつながるのか、次週のロングスドラッグス・チャレンジで試される。また東尾理子も通算12オーバー135位タイで決勝進出を逃している。