15歳でプロツアー競技に優勝した石川遼（杉並学院高校1年）が、いきなりトーナメントを背負って立つ。

　国内男子ツアー、コカ・コーラ東海クラシックが27日、愛知・三好CC西Cで開幕。16歳になって初めてツアー参戦する石川は、ディフェンディング・チャンピオンの星野英正、招待外国人選手のカミロ・ビジェガス（コロンビア）と同じ組で予選ラウンドをプレーする。もちろん大会の目玉がこの組だ。石川は「びっくりしました」と驚きを隠さない。だが、主催者側が他のプロより石川の方がギャラリーを集められると踏んでいるのは明白だ。

　米ツアーで活躍するビジェガスはグリーン上で“スパイダーマン”の異名をとる独特なラインの読み方で知られている。這いつくばる姿がクモのようだが、飛距離は抜群なだけに、石川との飛ばし合いも見物となりそうだ。

　また、本戦出場権を争うマンデートーナメントを突破した、石川の後輩に当たる浅地洋佑くん（杉並学院中学2年）も参戦。次週に迫った大一番、日本オープンの前哨戦らしい難コースを舞台に、プロとアマが激突する。