国内女子ツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントが、宮城県・利府GCで21日開幕。第1ラウンド、丁允珠（ジョン・ユンジュ／韓）が5アンダー67で回り単独首位。横峯さくらと上田桃子が、1打差の2位タイから追走している。

　ディフェンディング・チャンピオンの宮里藍が欠場する中、賞金ランク上位の2人が好位置につけた。現在、同ランク首位の上田と同じ組でスタートした横峯（同ランク3位）は、前半で2つ、後半も2つバーディを奪い、4バーディ、ノーボギーの4アンダー68でホールアウト。完璧なゴルフを披露し、トップと1打差の2位タイで第1ラウンドを終えた。出場したここ6試合中、優勝1回、2位（タイ含む）4回、4位1回と抜群の安定感を誇る横峯だが、この間プレーオフで3回敗れるなど勝負どころで力を発揮しきれていない。賞金女王へひた走る上田との獲得賞金差は約1,600万円とまだまだ逆転は可能。それだけに、今大会でライバルより1つでも良い順位でフィニッシュしたいところだ。

　一方の上田も好調をキープしている。この日は前半4バーディ（ノーボギー）でハーフターン。後半はスコアカード通りのプレーに終始したが、それでも第1ラウンドはノーボギーの4アンダー68。横峯と並び2位タイと今季4勝目を狙える位置につけている。

　その他、不動裕理が3オーバー75で前週優勝の張娜（中）と同じ63位タイ。98年大会覇者の福嶋晃子は5オーバー77と崩れ、80位タイとベテラン勢は出遅れている。尚、前週惜しくも3週連続Vを逃した飯島茜は今大会に出場していない。