休養明けの宮里藍がつまずいた。

　2週間ぶりの開催となった米女子ツアー、CNカナディアン女子オープンがカナダ、エドモントンのロイヤル・メイフェアーGCを舞台に、現地時間の16日開幕。悲願の初優勝に向けスタートダッシュを誓った宮里だったが、第1ラウンドはパットがさっぱり決まらず、8オーバー79、148位タイと大きく出遅れた。

「グリーンの速さがつかめなかった」と言う宮里のそもそものつまずきは、出だし2ホール連続でグリーンに乗せながら、3パットのボギーを叩いたこと。その後3番でこの日唯一のバーディを奪ったものの、後半はパットの不調に加えショットも乱れスタートのつまずきを最後まで取り戻すことはできなかった。

　首位はノーボギーの6アンダー65と爆発したローラ・ディアズ（米）。1打差の2位タイにケリー・キーニー（米）、ベ・ギョン（韓）、2打差の4位タイにジョン・ジャン（韓）、ミーナ・リー（韓）らが続いている。また前週軽井沢で優勝争いを演じ、とんぼ返りで参戦しているポーラ・クリーマー（米）は3アンダー68、10位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのクリスティ・カー（米）は2アンダー69、14位タイ、ロレーナ・オチョア（メキシコ）は1アンダー70の17位タイ。

　もう1人の日本勢、東尾理子は6オーバー77、128位タイ発進と今季初の予選突破は難しい位置。またミッシェル・ウィー（米）も4オーバー75、106位タイと出遅れている。