日本勢は国内3年連続賞金王の片山晋呉、谷口徹、今田竜二の3人が参戦する。

　現地時間9日、米ツアーの今季メジャー最終戦、第89回 全米プロゴルフ選手権がオクラホマ州タルサのサザンヒルズCCを舞台に開幕する。01年大会4位タイの実績を持つ片山がもっとも格上だが、右ひざと背中の痛みを理由に全英オープンを欠場しており、不安は隠せない。それでもショットは好調だ。そして日本からキャディを帯同するスタイルをやめ、開催コースのサザンヒルズCCに務める人物を起用。グリーン周りを中心に大きな助けとなっているだけに期待できる。

　大会初出場の今田は日本勢の中で唯一、米ツアーの成績で出場権を獲得した。今季はAT＆Tクラシックでプレーオフの末に初優勝を逃しているが、この時の相手はマスターズ王者ザック・ジョンソン（米）。それだけに実力は折り紙つきで、05、06年と2年続けて全米オープンでトップ15に入った自信もある。難コースになれば強い男の成績を左右するカギは、暴れやすいドライバーショット。これさえ安定すれば、優勝も夢ではないはずだ。

　また、7月に国内ツアー2週連続優勝を飾った好調さを維持している谷口も気合十分で大会に臨む。