2004年のマンシングウェアレディース東海クラシック以来となる、約3年ぶりの勝利に茂木宏美が涙した。

　国内女子ツアーのクリスタルガイザーレディスゴルフトーナメント（千葉県、京葉CC）は5日、最終ラウンドを行った。通算3アンダー首位タイからスタートした茂木が15番パー5でイーグルを奪うなど7アンダー65でラウンド。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、ツアー通算3勝目を挙げた。

　中田美枝、山口裕子、曽秀鳳（台）と共にトップタイから出たこの日は、勝負所の終盤にイーグルを奪い、勝利を大きく引き寄せると、続く16、17番で連続バーディを奪取した。1イーグル、5バーディ、ノーボギーとショット、パットが噛み合い、7アンダー65のコースレコードタイでフィニッシュ。通算10アンダーと後続を4打突き放し、今季初Vを飾った。

　茂木は今季開幕当初、5試合中4試合で予選落ちと調子を落としていたが、前月のスタンレーレディスゴルフトーナメントで4位に入るなど復調の兆しを見せていた。「昨日から（優勝を）意識していたから気合が入りました。（ラウンド中は）いままで応援してくれた人の顔が浮かんできた」と勝利の喜びを噛み締め、涙を流した。

　その他、通算6アンダー2位タイに中田とニッキー・キャンベル（豪）。3週連続優勝のかかっていた張娜（中）はスコアを1つ落とし、通算1アンダー14位タイに終わった。