97年以来、約10年ぶりの欧州ツアー優勝を目指すパーユーリック・ヨハンソン（スウェーデン）が単独トップの座を守った。

　同ツアーのロシアン・オープンはロシア、モスクワのル・メリディアン・モスクワCCを舞台に現地時間の4日、荒天サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドを行い、前日首位に立った41歳のベテラン、ヨハンソンが5アンダー67で回り、通算18アンダーとして優勝に王手をかけた。

「唯一悔やまれるのが18番で（球を）池に入れてダブルボギーを叩いたこと。でもそれ以外は非常に良いプレーができた。明日は厳しい戦いになるだろうけれど、良い頃の自分を思い出してラウンドしたい」とヨハンソン。この日7バーディ、ノーボギーの完璧なゴルフで2位に浮上したロバート-ジャン・ダークセン（オランダ）とは4打差。3位のアラン・マクリーン（スコットランド）とは6ストロークの差がある。米ツアーでの経験も豊富なヨハンソンが逃げ切れるか注目だ。

　また06年の全米アマチャンピオンで今大会がプロデビュー戦となるリッチー・ラムゼイ（スコットランド）は通算4アンダーで27位タイに止まっている。