2度目の3連覇を狙うタイガー・ウッズ（米）が足踏み?!

　米男子ツアーのWGC-ブリヂストン招待はオハイオ州アクロンのファイアーストーンCCを舞台に現地時間の3日、第2ラウンドの競技を終了。第1ラウンド4位タイにつけたタイガーは2バーディ、2ボギーのイーブンパー70とスコアを伸ばせなかったが、通算2アンダーでスコット・バープランク（米）、ケニー・ペリー（米）らベテランに混じって3位タイにつけた。

「グリーンのスピードが掴めなかった」と得意なコースを攻略できず、不満そうな表情を見せたタイガー。1番ではティーショットがラフにつかまりボギーが先行すると、前半を2バーディ、2ボギーのイーブンパーで折り返す。そこからは我慢のゴルフでスコアカード通りのプレーを続け「今日は風もピンポジションもコースの状態もトリッキーだった」とスコアを伸ばせなかった理由を分析した。首位のローリー・サバティーニ（南ア）とは4打差。「ローリー（サバティーニ）はこのコンディションの中で素晴らしいプレーをしていると思う。6アンダーはかなりいいスコアだね」（タイガー）と、相手を持ち上げるのが精一杯。第3ラウンドではこの日のイライラを吹き飛ばすような、痛快なゴルフを見せてもらいたい。

　その他上位は、5アンダー65のベストスコアタイをマークしたザック・ジョンソン（米）が通算4アンダー2位に浮上。「このコースではフェアウェイをキープすることが攻略の鍵になる。幸い自分はショットが曲がる方ではないので合っているのかも」と有利さを強調した。また、デービス・ラブIII（米）もジョンソンと同じく5アンダー65と爆発し、初日の59位タイから一気に6位タイにジャンプアップしている。

　一方、日本勢で唯一出場の片山晋呉は2バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの3オーバー73を叩き、通算4オーバーとして初日の21位タイから26位タイへわずかながら後退。上位進出のためにはアイアンの精度をもう少し高めたい。

　またビジェイ・シン（フィジー）とフィル・ミケルソン（米）の2人は2オーバー72で回り、通算6オーバーで仲良く41位タイ。アーニー・エルス（南ア）とレティーフ・グーセン（南ア）の同郷コンビは通算7オーバー52位タイに低迷している。