世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ（米）が、得意コースで2度目の大会3連覇に挑む。

　現地時間2日開幕の米ツアー、WGC-ブリヂストン招待（オハイオ州アクロン、ファイアーストーンCC）は、99年に大会がWGCのイベントとなって以来、8回中5回タイガーが優勝しているトーナメントだ。99年から3連覇し、05、06年も連覇。何しろタイガー以外に勝った選手がわずかに3人しかいないほどだから、いかにタイガーがこの大会を得意としているかがわかる。

　世界のトップ84が一堂に会するイベントでの強さを問われると「世界のベストプレーヤーと戦うことはエキサイティングだから」と白い歯をのぞかせるタイガー。全英オープンでは最後までいいところを見せられずに終わったが、今度こそ、生まれたばかりの長女に捧げる勝利を手にしたい。

　第1ラウンドは、全英最終日に10バーディの猛攻を見せて3位に入り、その翌週には欧州ツアー初優勝を果たした、アンドレス・ロメロ（アルゼンチン）という可能性を秘めた若手と同組。闘争心を掻き立てられそうだ。

　一方、そんなタイガーに一矢報いようと、ライバルたちも黙ってはいない。全英オープンで初のメジャータイトルを手にし、自信をつけたパドレイ・ハリントン（アイルランド）や、プレーオフでハリントンに敗れたセルヒオ・ガルシア（スペイン）、4位タイに入ったアーニー・エルス（南ア）の他に、予選落ちして巻き返しをはかるフィル・ミケルソン（米）らが参戦。また、日本からは片山晋呉がただひとり出場する。