前週のBMWインターナショナル・オープンで最終ラウンド、アルバトロスを含む10アンダー62と爆発し2位に食い込み好調のラファ・エチュニク（アルゼンチン）が、単独トップに躍り出た。

　欧州ツアーのオープン・デ・フランス・アルストム（仏、ル・ゴルフ・ナショナル）は現地時間の3日、第2ラウンドの競技を終了した。この日2位タイからスタートしたエチュニクが4アンダー67をマークし、通算10アンダーでただひとり二桁アンダーにスコアを乗せトーナメントをリード。初日コースレコードタイを叩き出し首位に立ったマーティン・カイマー（独）はスコアを1つ落とし、通算8アンダーでスティーブ・ウェブスター（英）、シャール・シュワーツェル（南ア）と並び2位タイに順位を下げた。

「このままパットが入り続けてくれれば、優勝のチャンスは大きい」と言うのはエチュニク。前週の最終日最終ホールでアルバトロスを達成した。「大勢の人からメールをもらって、すごかったね、と言ってもらった。でもそれで浮かれることなく、常に同じ気持ちで挑みたい」と平常心を強調する。

　一方、前日に比べ10打悪いスコアで一歩後退した24歳のカイマーだが「ポジション的には満足している。36ホールを終えて、首位と2打差につけているんだからね。まだまだチャンスはある」と諦めていない。次代を担う新鋭だけに決勝ラウンドでの戦いに期待が持てそうだ。