パブロ・ララサバル（スペイン）が連覇で調子を取り戻そうとしている。

　欧州ツアーのオープン・デ・フランス・アルストム（仏、ル・ゴルフ・ナショナル）は現地時間2日に開幕する。ディフェンディング・チャンピオンとして臨むララサバルは、昨季の今大会にはマンデーから勝ち上がって出場権をつかみ、白星まで手にしていた。それだけに、良いイメージのある場所に戻ってきて「人生で色々なことをやってきたが、この大会の優勝に勝るものはない」と感慨もひとしおだ。

「あのときのことを思い出すのは良いことだし、優勝の写真を見るのも良い。プロ初優勝を飾り、全英オープン、全米プロ、HSBCチャンピオンズの出場権を手に入れた試合だからね」と振り返った。今季は16試合に出場して、トップ10入りがUBS香港オープン4位タイの1試合だけと今ひとつだが、この舞台に戻ってくれば自信と良いイメージが自然とわいてくる。1年前の再現を目論んで、ララサバルの快進撃が始まる。

　その他、全英オープン2週間前とあって、トッププレーヤー達も数多く出場する。マスターズ王者のアンヘル・カブレラ（アルゼンチン）を始め、パドレイ・ハリントン（アイルランド）、コリン・モンゴメリー（スコットランド）、ホゼ・マリア・オラサバル（スペイン）が参戦。ジーブ・ミルカ・シン（インド）、ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）、ジョン・デイリー（米）らが顔を揃え、激しい戦いを繰り広げる。