隣国のライバルである日本と韓国の国の威信をかけた日韓ゴルフ対抗戦、ミリオンヤードカップ（韓国、ジョンサンCC）が現地時間7月1日に開幕。日本を代表する10人の精鋭が経験豊富な青木功主将の下に集結し、韓国勢との決戦に挑む。

　昨年は死闘を制し勝利を収めた日本だが、今季の国内男子ツアーでも韓国勢は猛威をふるっており、連覇は決して容易くない。

　日本勢はエースの石川遼、その最高のパートナーでもあり杉並学院高の先輩でもある薗田峻輔。そして池田勇太、片山晋呉や42歳のベテラン藤田寛之。小田孔明や松村道央、河井博大、高山忠洋。さらに2004年以来の代表となる近藤共弘など、バラエティに富んだメンバーが一丸となって勝利を目指す。

　一方、ホームに日本を迎えて昨年の雪辱に燃えている韓国勢は、2009年にアジア人初のメジャー王者となったY・E・ヤンを中心に昨季国内ツアー賞金王の金庚泰、さらにべ・サンムン、金度勲ら日本を主戦場とする男たちが柱となる。互いが互いを知り尽くしてるだけに、一瞬も気の抜けない厳しい戦いが予想される。

　試合形式は初日がフォーサム、2日目がフォーボール、最終日はシングルスとそれぞれストロークプレーとなり、勝てば1ポイント、引き分けなら0.5ポイントを獲得することが出来る。

　なお大会初日のフォーサムでは昨年の黄金コンビ石川と薗田、そして2日連続で負けなしだった片山と池田が今年もペアを組む。昨年の再現なるか？　チームを勢いづける活躍に期待したい。