前週のメジャー大会、シニアPGA選手権で最終日にスコアを伸ばせず平凡な成績に終わった尾崎直道と、予選落ちを喫した青木功が雪辱に燃えて米チャンピオンズツアーに挑む。

　同ツアーは今週、現地時間の29日からプリンシパル・チャリティ・クラシック（アイオワ州ウェスト・デスモインズ、グレンオークスCC）を開催。日本からは尾崎と青木の2人が参戦し優勝に挑む。

　今大会の話題はメジャー2勝、PGAツアー通算16勝を挙げながら、シニア入りしてから未だ勝利のないマーク・オメーラ（米）の同ツアー38戦目での初優勝があるかどうか？　90年代中盤“世界最強”と言われ、鳴り物入りでシニア入りしながらつい最近まで勝星のなかったニック・プライス（ジンバブエ）は、先のアウトバック・ステーキハウス・プロアマでようやくツアー1勝目を挙げているが、プライスが記念すべき勝利を飾ったのはチャンピオンツアー参戦39戦目のこと。そろそろオメーラの番が来てもおかしくない。また、悲願のアメリカ初勝利を狙う尾崎が勝っても何ら不思議はないはずだ。

　現在賞金ランク1位を走るベルンハルト・ランガー（独）は欠場するが、2位のキース・ファーガス（米）、3位のローレン・ロバーツ（米）ら上位選手が顔を揃える大会で、オメーラそして尾崎の優勝は果たしてあるのだろうか？