トップと4打差に20人がひしめく混戦模様の中、第1ラウンドのトーナメントリーダー、ロス・マクゴーワン（英）が首位の座を守った。

　欧州ツアーのエストリル・オープン・デ・ポルトガル（ポルトガル、オイタボス・デューンズ）は現地時間の3日、第2ラウンドの競技を終了した。初日『64』と爆発したマクゴーワンは、この日前半3つのボギーを叩いて失速ムード。後半バーディを2つ奪いながら2オーバー73とスコアを落としたが、前日の貯金が効いて、通算5アンダーで単独トップの座を死守した。

　1打差の2位タイにクリス・ドーク（スコットランド）、カルロス・デル・モラル（スペイン）の2人。通算3アンダー4位タイにサイモン・ダイソン（英）、スチュアート・デービス（英）他が続いている。

　リーダーボードの最上段を守ったマクゴーワンは「こんなに風が吹くとは思わなかった」とコンディションの難しさを強調。第1ラウンド良かっただけに、表情は冴えない。だが「スイングの状態は非常に良い。明日はまた盛り返してアンダーパーを叩き出したい」と、決勝ラウンドでの爆発を誓った。今季ジョニー・ウォーカー・クラシックで優勝争いを演じながら、アマチュアのダニー・リー（ニュージーランド）に逆転負けを喫した悔しさをバネに、今回は最後まで首位を走り続けるつもりだ。