将来のスター候補、エスタニスラオ・ゴヤ（アルゼンチン）が単独トップに躍り出た。

　欧州ツアーのマデイラ・アイランド・オープン（ポルトガル、ポルト・サント・ゴルフェ）は現地時間の21日、第3ラウンドの競技を終了した。首位に1打差の2位タイからスタートしたゴヤは、強風が吹く難しいコンディションの中で2アンダー69をマーク。通算8アンダーとし2位のダミアン・マッグレイン（アイルランド）に3打差をつけトーナメントをリードした。

「今日もショートゲームが冴えていた。毎ホール、パーオンさせるのは難しい。だからグリーンを外したときにどう寄せて、パットを決められるかがカギ。それがここまでは上手く行っている」と20歳の新鋭ゴヤ。ヨーロッパでは19歳のローリー・マッキルロイ（アイルランド）やアマチュアのダニー・リー（ニュージーランド）など、ティーンエイジャーが優勝を飾りニュージェネレーションの台頭が目立っている。その流れに乗るべく、ゴヤも3ストロークのアドバンテージを生かし、最終日に念願のトロフィを獲得するつもりだ。

　その他、通算4アンダー単独3位にカルロス・ロディレス（スペイン）がつけ、前日首位のマイケル・ホーイ（北アイルランド）が通算3アンダー4位。初日のトーナメントリーダーの1人、ジョアキム・ハエグマン（スウェーデン）が通算2アンダー5位タイで続いている。