世界ランクNo.5のセルヒオ・ガルシア（スペイン）を始めとする実力者達が、欧州ツアー最後のフルフィールド大会に意欲を燃やしている。

　残り2試合となった今季の同ツアー。最終戦のボルボ・マスターズは、賞金ランキングトップ60にしか出場権がないため、現地時間23日開幕のカステロ・マスターズ・コスタ・アサール（スペイン、クラブ・デ・カンポ・デル・メディテラネオ）は、同ランク115位以内に与えられる来季の出場権を手にする最後のチャンスとなる。

　また、最終戦出場は賞金ランク60位以内だが、同30位以内に入れば来年の全英オープン、15位以内なら全米オープンの出場権が得られるとあって、誰もが目標を持って乗り込んでくる。

　地元大会にホストとして臨むガルシアには、脳腫瘍の手術後、病院で治療中の大先輩、セベ・バレステロス（スペイン）を励ますという大きな目標もあり、どうしても勝ちたいと、いつも以上にアグレッシブだ。

　また、マスターズ2勝のホゼ・マリア・オラサバル、先週優勝したばかりのアルバロ・クイロスら地元勢も同様の気持ちでいるだけに、スペイン勢のパワーに注目だ。