リー・ウェストウッド（英）がライダーカップ敗戦の悔しさを抱えたまま、欧州ツアーにトンボ返り。現地時間25日からのクイン・ディレクト・ブリティッシュ・マスターズ連覇に挑む。

　大会が行われるザ・ベルフライGC（英）はこれまで4回、ライダーカップの舞台となった。ウェストウッドは02年に勝利を経験。残念ながら今年は前週米国で行われた決戦に敗れ、失意のどん底だ。ライダーカップには06年大会まで5回出場し、14勝8敗3分と圧倒的な強さを誇っていたが、今回は0勝2敗2分と期待外れの結果に終わった。一部では4大会ぶりの欧州敗戦の“戦犯”とまで呼ばれているが、そんな声に負けるわけにはいかない。

「去年は素晴らしい優勝だった。このタイトルを守ることに力を注ぎたい」とウェストウッドはコメント。最終ラウンドに7アンダー65を叩き出し、逆転勝ちした昨季大会の良いイメージそのままに連覇を目指す。

　他にも、02年ライダーカップ欧州チームのメンバーが参戦するが、中でも今季2勝しているダレン・クラーク（北アイルランド）は気合十分だ。「今年は近年の中で一番良いゴルフができている。コースでもそれ以外でもハッピーだしね。ベルフライGCでのプレーを楽しみ、リー・ウェストウッドとの戦いに臨みたい」。ベテランが完全復活を狙っている。