フレッド・ファンク（米）が単独トップの座を守り、日本勢がわずか1打差で明暗を分けた。

　米チャンピオンズツアーのメジャー、全米シニアオープン選手権（コロラド州コロラドスプリングス、ブロードムア・リゾート）は現地時間の1日、第2ラウンドを終了。初日トップのファンクがこの日も1つスコアを伸ばし、通算6アンダーで単独トップをキープした。

　2打差の2位にエドアルド・ロメロ（アルゼンチン）が続き、通算2アンダー3位タイに第1ラウンドのトーナメントリーダー、ジョン・クック（米）の他、トム・カイト（米）、マーク・マクナルティ（アイルランド）が続いている。また前日出遅れていた優勝候補のベルンハルト・ランガー（独）はイーブンパー70で回り、通算2オーバーでグレッグ・ノーマン（豪）らとともに12位タイにつけている。

　日本勢はわずか1打差で明暗を分けた格好。尾崎直道は2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーで、2日連続4オーバー74を叩き、通算8オーバー54位タイ。友利勝良は6オーバー76と崩れたが、通算8オーバーで尾崎と同じ54位タイ。両名ともカットラインぎりぎりで決勝ラウンド進出を決めた。

　しかし国内シニアの中では群を抜いた戦いを続けている室田淳は、第1ラウンドの『80』とは別人のゴルフで、1アンダー69の好スコアをマークしたが、前日の出遅れが響き、通算9オーバー（63位タイ）でカットラインに1打及ばず無念の予選落ちを喫している。