ケニー・ペリー（米）が名誉ある戦士となるために、ダメ押しの今季2勝目を狙っている。

　米ツアー、ビュイック・オープン（現地時間26日開幕、ミシガン州、ワーウィックヒルズG＆CC）に参戦するペリーは、今季メモリアル・トーナメントの優勝を含めてトップ10入りが4回と絶好調。賞金ランキングも6位とベテランとして踏ん張っている。その気持ちを支えているのが9月に開催されるライダーカップのチーム入りに対する情熱だ。

　2年に1度の欧米決戦である同大会のメンバーに選ばれることは、欧米出身の選手たちにとって、メジャーに優勝することに匹敵するほどの名誉。ペリーは2004年に一度出場しているが、この時は2戦2敗。まったくチームを助けることができず、米国チーム敗北の原因の一端を担う羽目になった。

　それだけに調子の良い今年はメンバー入りすることを最大の目標に毎試合プレーしており、現在ポイントランキング6位。同10位以内に入れば自動的にメンバーとなれるが、この後メジャーも2試合残っており、予断を許さない状況だ。

　だからこそ勝ちたい。そんな気持ちで臨む今週は今大会を得意とするタイガー・ウッズ（米）、ビジェイ・シン（フィジー）の2人がいない絶好のチャンス。安定したショットを武器に、コースに立ち向かう。

　日本勢では不調にあえぐ丸山茂樹が参戦。復調への手がかりを見つけることが、自信回復への早道だ。尚、今田竜二は出場しない。