スウェーデン出身のマーティン・アーランドソンがコースレコードで単独トップに立った。

　アジアからヨーロッパに舞台を戻した欧州ツアーのオープン・デ・エスパーニャは、マスターズ2勝を誇るスペインのヒーロー、ホゼ・マリア・オラサバル設計のレアル・クラブ・デ・ゴルフ・デ・セビリアを舞台に現地時間の1日開幕。第1ラウンドのこの日、ノーボギーの7アンダー65と爆発したアーランドソンが、2位タイの地元勢、ジョルディ・ガルシア（スペイン）、イグナチオ・ギャリド（スペイン）に1打差をつけトーナメントをリードした。

　5アンダー67の4位にゲイリー・クラーク（英）が続き、4アンダー68で回ったソレン・ハンセン（デンマーク）、ピーター・ローリー（アイルランド）らが5位タイにつけており、ベテランのコリン・モンゴメリー（スコットランド）、ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）は2アンダー70、16位タイからのスタート。

　また前週、歓喜の5年ぶり優勝を挙げたダレン・クラーク（北アイルランド）は、イーブンパー72で48位タイとやや出遅れ、お騒がせのジョン・デイリー（米）は3オーバー75、113位タイと大きく出遅れた。

　3年ぶりの優勝を狙う34歳のアーランドソン。ライダーカップの出場権を狙うモンゴメリー。2週連続優勝に意欲を見せるクラーク。そして復活をかけトーナメントに挑むデイリー。それぞれの思惑を胸にスペインでの熱き戦いは続く。