その他
聖地で明暗! 藍、急降下、不動が急浮上!
2007年8月4日(土)午前0:00
大会2日目、日本勢が明暗を分けた。
女子では初めて聖地セントアンドリュース・オールドC(スコットランド)を舞台に開催されている米女子ツアーの今季メジャー最終戦、全英リコー女子オープンは現地時間の3日、日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドを行った。しかし、この日は1組がホールアウトできず2日連続の日没順延が決定した。
そんな中、初日暫定4位タイと好調な滑り出しを見せた宮里藍は、苦戦を強いられた。風が強まり、前日とはガラリと様相を変えたコースに翻弄され、1バーディ、8ボギーの7オーバー80と大叩き(通算4オーバー)。前日と比べ10打悪いスコアに順位を大きく下げ、暫定52位タイとカットラインぎりぎりまで後退した。
「初日良かったことはリセットし、新たな気持ちで臨みたい」と言ってスタートした第2ラウンドだったが1番でパーオンできずにボギーが先行。バック9では13番から3連続ボギーを叩くなど“らしくない”プレーでの急降下。初日のスタートダッシュを活かせなかったのは何とも残念だが、まだ終わったわけではない。決勝ラウンドではどん底からの返り咲きを狙ってもらいたい。
そんな宮里とは対照的に好調だったのが不動裕理。風にあまり影響されない時間帯にスタートしたアドバンテージで、5バーディ、1ボギーの4アンダー69をマーク。この日2番目に良いスコアで通算3アンダーまで伸ばし、聖地での復活Vを狙うアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、昨年の覇者シェリー・スタインハウアー(米)らと並び暫定4位タイの好位置につけた。
「キャディさんが安全ないいところに狙いを定めてくれている」と英国人キャディと息の合ったところを見せ、バンカーやラフなどのハザードをうまく避けてスコアを伸ばした。かつての女王も、ここ数年は若手の台頭の陰に隠れて息を潜めていた。海外で結果を出していないこともあり、今回も注目はされていなかったが「ここから落ちないように頑張りたい」と主役復活に意欲を見せた。
その他の日本勢はメジャー初挑戦の佐伯三貴が3アンダー70をマークし、通算イーブンパーで朴セリ(韓)らとともに暫定14位タイと健闘。上田桃子は13番パー4でグリーン脇のバンカーにつかまりトリプルボギーを叩いたのが響いてスコアを3つ落とし、通算3オーバー暫定40位タイに止まった。
大山志保は通算6オーバー暫定69位タイ。父・良郎氏をキャディに起用した横峯さくらは2日連続の4オーバー77で通算8オーバー暫定98位タイ。2人の予選突破は絶望的となった。
上位は通算6アンダーのロレーナ・オチョア(メキシコ)が前日に引き続き暫定トップの座を確保。1打差の暫定2位タイに地元期待のカトリオーナ・マシュー(スコットランド)とウェンディ・ワード(米)がつけている。ちなみにマシューはアマチュア時代、ここセントアンドリュースで行われた大会で2連覇した実績を持ち、つい最近まで女子のアマチュアのコースレコード(67)を保持していた。
女子では初めて聖地セントアンドリュース・オールドC(スコットランド)を舞台に開催されている米女子ツアーの今季メジャー最終戦、全英リコー女子オープンは現地時間の3日、日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドを行った。しかし、この日は1組がホールアウトできず2日連続の日没順延が決定した。
そんな中、初日暫定4位タイと好調な滑り出しを見せた宮里藍は、苦戦を強いられた。風が強まり、前日とはガラリと様相を変えたコースに翻弄され、1バーディ、8ボギーの7オーバー80と大叩き(通算4オーバー)。前日と比べ10打悪いスコアに順位を大きく下げ、暫定52位タイとカットラインぎりぎりまで後退した。
「初日良かったことはリセットし、新たな気持ちで臨みたい」と言ってスタートした第2ラウンドだったが1番でパーオンできずにボギーが先行。バック9では13番から3連続ボギーを叩くなど“らしくない”プレーでの急降下。初日のスタートダッシュを活かせなかったのは何とも残念だが、まだ終わったわけではない。決勝ラウンドではどん底からの返り咲きを狙ってもらいたい。
そんな宮里とは対照的に好調だったのが不動裕理。風にあまり影響されない時間帯にスタートしたアドバンテージで、5バーディ、1ボギーの4アンダー69をマーク。この日2番目に良いスコアで通算3アンダーまで伸ばし、聖地での復活Vを狙うアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、昨年の覇者シェリー・スタインハウアー(米)らと並び暫定4位タイの好位置につけた。
「キャディさんが安全ないいところに狙いを定めてくれている」と英国人キャディと息の合ったところを見せ、バンカーやラフなどのハザードをうまく避けてスコアを伸ばした。かつての女王も、ここ数年は若手の台頭の陰に隠れて息を潜めていた。海外で結果を出していないこともあり、今回も注目はされていなかったが「ここから落ちないように頑張りたい」と主役復活に意欲を見せた。
その他の日本勢はメジャー初挑戦の佐伯三貴が3アンダー70をマークし、通算イーブンパーで朴セリ(韓)らとともに暫定14位タイと健闘。上田桃子は13番パー4でグリーン脇のバンカーにつかまりトリプルボギーを叩いたのが響いてスコアを3つ落とし、通算3オーバー暫定40位タイに止まった。
大山志保は通算6オーバー暫定69位タイ。父・良郎氏をキャディに起用した横峯さくらは2日連続の4オーバー77で通算8オーバー暫定98位タイ。2人の予選突破は絶望的となった。
上位は通算6アンダーのロレーナ・オチョア(メキシコ)が前日に引き続き暫定トップの座を確保。1打差の暫定2位タイに地元期待のカトリオーナ・マシュー(スコットランド)とウェンディ・ワード(米)がつけている。ちなみにマシューはアマチュア時代、ここセントアンドリュースで行われた大会で2連覇した実績を持ち、つい最近まで女子のアマチュアのコースレコード(67)を保持していた。