好調石川トップ10圏内浮上! 1年ぶりV狙うW.シンプソン奪首
2013年10月19日(土)午前11:09
- この記事のキーワード
石川遼が好調なショットを武器にトップ10圏内に浮上した。
米男子ツアーの2013-14シーズン第2戦、シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープンは現地時間18日、ネバダ州TPCサマリンを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日20位タイとまずまずの滑り出しを切っていた石川は、午後の遅い組でのスタートとなったこの日、ノーボギーの5アンダー66をマークし通算9アンダーで一気に9位タイまで順位を上げた。
序盤は我慢のゴルフだった。ティーショットは左右に曲げたものの、ここのところ好調を維持しているアイアンショットでたびたびチャンスを作る。だがパットが決まらずバーディ合戦の展開で遅れを取ることに。しかし7番パー4でこの日初めてのバーディを奪うと、11番、14番、16番と立て続けにバーディ奪取。池絡みの最終18番では残り127ヤードのセカンドショットをグリーンに乗せることが出来なかったが、7ヤードのアプローチを直接カップにねじ込むチップインバーディで好調なラウンドを締めくくった。
ライバルの松山英樹が直前になって体調不良を訴え欠場した今大会。孤軍奮闘の石川がリーダーボードを駆け上がり、ファンにとっては週末の楽しみが増えた。第2ラウンドで8アンダー63と爆発し、通算15アンダーで単独トップに立った、昨年の全米オープン以来およそ1年半ぶりの勝利を目指すウェブ・シンプソン(米)とは6打差あるが、週末の内容によっては逆転もあり得る。アメリカで揉まれ最近特に逞しさを増した石川に、まずはムービングデーのチャージを期待したい。
初日コースレコード『60』を叩き出したJ.J.ヘンリー(米)はスコアを伸ばせず通算11アンダー止まり。ジェイソン・ボーン(米)、ジョン・センデン(豪)、ジェフ・オーバートン(米)らと同じ2位タイに後退した。またディフェンディング・チャンピオンのライアン・ムーア(米)が8アンダー63の好スコアをマークし通算10アンダーで初日の51位タイから7位タイにジャンプアップ。
予選カットラインは通算3アンダー。開幕戦優勝のジミー・ウォーカー(米)、ザック・ジョンソン(米)、デービス・ラブIII(米)、ニック・ワトニー(米)らビッグネームがボーダーラインの通算3アンダー58位タイで辛くも決勝ラウンド進出を決めている。