欧州ツアーの若き賞金王を目指すローリー・マッキルロイ（北アイルランド）が優勝戦線に浮上した。

　欧州、アジア両ツアー共催のUBS香港オープンは中国・香港GCを舞台に現地時間の14日、第3ラウンドの競技を終了。イーグルありダブルボギーありの派手なゴルフで5アンダー65をマークしたマッキルロイが通算11アンダーまでスコアを伸ばし、首位のグレゴリー・ボーディ（仏）に5打差の単独3位まで順位を上げた。奇しくも現在賞金ランク1位のリー・ウェストウッド（英）は通算5アンダーで33位タイに低迷中。同ランク2位のマッキルロイに逆転賞金王の可能性が出てきたことになる。

　ボーディに2打差の単独2位にロバート-ジャン・ダークソン（オランダ）がつけ、この日7アンダー63と爆発した今大会過去2勝のミゲール・A・ヒメネス（スペイン）が通算10アンダーとして前日の43位タイから4位タイにジャンプアップ。しかし前日7位タイの好位置につけていたY・E・ヤン（韓）は通算8アンダーでイアン・ポルター（英）らとともに10位タイに後退した。

　アジアンツアーで活躍中の市原弘大はスコアを1つ落とし、通算1アンダーで57位タイに低迷中。清田太一郎はすでに予選で姿を消している。