欧州、豪州両女子ツアー共催のISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン（豪州、コモンウェルズGC）は現地時間5日、荒天サスペンデッドとなっていた第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。前日暫定トップに浮上したディフェンディング・チャンピオンのヤニ・ツェン（台）が第3ラウンドでも5アンダー68の好スコアをマークし、通算14アンダーで首位の座をがっちりキープした。後続に3打差をつけ迎える最終日では、2008年のカリー・ウェブ（豪）以来となる大会連覇を狙う。

　上位陣には、通算11アンダーの2位にロレックスランク（女子世界ランク）No.1の申智愛（韓）、通算10アンダーの3位に2009年全米女子オープン覇者の池恩熹（韓）がつけ、アジア勢がトップ3を独占。以下、地元のキャサリン・ハル（豪）が通算8アンダー4位、マリアージョ・ウリベ（コロンビア）が通算7アンダー5位で続いている。

　一方、2009年の大会優勝者ローラ・デービース（英）は通算3アンダー19位タイ、3年前に連覇を達成したホール・オブ・フェイマーのウェブは通算2アンダー26位タイ、米女子ツアーでも活躍するステイシー・ルイス（米）は通算1オーバー46位タイと、優勝候補だった実力者がV圏内からほど遠い位置に沈んでいる。