タイガー・ウッズ（米）が早くもポールポジションをゲットした。

　米男子ツアーの08年第4戦、ビュイック招待（カリフォルニア州サンディエゴ、トリーパインズGC、サウス＆ノースC）は現地時間の25日、第2ラウンドを行った。初日3位タイ発進のタイガー（ノースC）がノーボギーの7アンダー65をマーク。通算12アンダーとし、2位のルーキー、ケビン・ストリールマン（米／サウスC）と4打差でトーナメントをリードした。

　約1か月以上のブランクもタイガーには関係なかった。第1ラウンドに続き、この日もティーショットを曲げ、フェアウェイをとらえたのはわずか6ホール。しかしそこから確実にグリーンに乗せ、肝心のパットは18ホールで『24』と絶好調だった。

「ティーショットは相変わらず安定しなかったけれど、そこからは上手く帳尻を合わせられた」と苦笑いのタイガー。本調子ではない中、後続に4打差をつけるのだから、ティーショットの調子が戻ったら、いったいどんなゴルフを披露するというのか…。「目に馴染む」と本人が認める得意のコースで、残り2日でどれだけのリードを奪い、先頭でゴールを駆け抜けるのか注目したい。

　その他、通算7アンダー単独3位でスチュワート・シンク（米／サウスC）が続き、この日難しい方のサウスCで6アンダー66と爆発したブー・ウィークリー（米）が通算6アンダーで初日の51位タイから4位タイに急浮上。一方、前日首位のトロイ・マッテソン（米／ノースC）はスコアを3つ落とし、通算4アンダー9位タイに後退した。

　日本勢はサウスCをプレーした今田竜二が、好調なショットをパットが足を引っ張る形（2バーディ、2ボギー）で、通算3アンダー23位タイにとどまった。だが、丸山茂樹（ノースC）は1アンダー71とわずかながらスコアを伸ばし、通算2アンダーで前日の33位タイから28位タイに順位を上げた。

　ビッグネームではビジェイ・シン（フィジー／ノースC）が通算3アンダー23位タイ。フィル・ミケルソン（米／サウスC）は通算1アンダー40位タイにつけた。ところが、現在賞金ランク2位の崔京周（韓／サウスC）と前週優勝のD.J.トラハン（米／ノースC）はともに予選落ちを喫している。