26歳のマーティン・カイマー（独）に世界ランクNo.1の座につくチャンスが巡ってきた。

　現地時間3日開幕の欧州ツアー、コマーシャルバンク・カタール・マスターズ（カタール、ドーハGC）に出場するカイマーは現在世界ランク2位。同大会には世界ランク1位のリー・ウェストウッド（英）も出場し、この2人の成績次第では大会後の世界ランクで順位が入れ替わる可能性があるのだ。条件は、カイマーが優勝してウェストウッドが3位以下、またはカイマーが2位以上でウェストウッドが23位以下。今大会の結果がこのいずれかになった場合、カイマーが世界ランクNo.1に輝くことになる。

　当の本人は「現時点での僕の目標は世界No.1になることではない。目の前の試合に集中して、目の前の試合に勝つことの方が重要だよ。そうやって勝ち星を重ねて、将来的に世界No.1の座につけたらいいと思っている」と堅実な姿勢を見せているが、中東の舞台で繰り広げられるウェストウッドとカイマーの“世界頂上決戦”には注目が集まりそうだ。