前日『60』をマークし後続に7打差をつけトップに立ったロス・マクゴーワン（英）がミッコ・イロネン（フィンランド）の追撃をかわし、嬉しい欧州ツアー初優勝を飾った。

　現地時間の11日、最終ラウンドを行なった同ツアーのマドリード・マスターズ（センテロ・ナシオナル・デ・ゴルフ）。この日のマクゴーワンは1番でボギーが先行、4番でもボギーを叩くなど序盤からもたついた。しかし5番、6番の連続バーディで持ち直すと、トラブルに見舞われる場面でも粘り強くパーをセーブ。1アンダー71にスコアをまとめ、通算25アンダーで逃げ切った。

　6アンダー66の追い上げを見せたイロネンが通算22アンダーで単独2位。通算21アンダー、3位にデビッド・ドライズデイル（スコットランド）が食い込み、この日8アンダー64と爆発したギャラス・メイビン（北アイルランド）が通算18アンダーで、前日の26位タイから4位タイに浮上し4日間の競技を終了した。

　ビッグネームはルーク・ドナルド（英）、ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）らが通算16アンダーで10位タイに入ったが、予選ラウンドでトップに立っていた世界ランク8位のセルヒオ・ガルシア（スペイン）は通算15アンダー、17位タイに終わり完全復活をアピールすることは出来なかった。

　勝ったマクゴーワンは「調子も良かったしトロフィを持って帰れて良かった。目標の1つが叶ったので、これからはもっと大きな目標に向かって進みたい」と特大のトロフィに口づけして喜びを爆発させていた。