メジャー3勝のパドレイ・ハリントン（アイルランド）が、欧州ツアーの賞金ランキング21位から大逆転賞金王を狙っている。

　同ツアーのアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権は、ゴルフの聖地スコットランドのセントアンドリュース、カーヌスティー、キングスバーンズの3コースを舞台に現地時間1日に開幕。ハリントンは現在、同ランキング首位のマーティン・カイマー（独）に大きく差をつけられているものの、カイマーが大会を欠場することもあり、チャンスを生かそうと意欲を燃やしている。

「まだチャンスは十分ある。たぶん2試合以上勝たなくてはならないだろう。でもこれが今の自分の目標だ」と気持ちを引き締めたハリントン。ランキング2位のポール・ケイシー（英）も負傷しており、追い風は吹いている。2002、2006年と2度大会を制したハリントンが逆襲を誓っている。

　だが、若手期待のローリー・マッキルロイ（北アイルランド）や元賞金王のリー・ウェストウッド（英）など、強敵も多数参戦。勝負の行方はふたを開けてみるまでまったく分からない。