普段初日につまずくことの多い尾崎直道が久々に好スタートを切った。

　米チャンピオンズツアーのモントリオール選手権（カナダ、ケベック州フォンテーヌブローゴルフクラブ）が現地時間2日に開幕。第1ラウンドでは、トム・ワーゴ（米）とラス・コクラン（米）が7アンダー65で首位の座を分け合う中、尾崎も大健闘。7バーディ、2ボギーの5アンダー67をマークし、首位の2人に2打差の9位タイと悲願のアメリカ初優勝へ絶好のポジションを確保した。

　前週は初日出遅れたものの、尻上がりに調子を上げトップ10まであと一歩の11位タイに入り手応えをつかんだ。この日はフェアウェイを外したのがわずか1ホール、すべてのホールでパーオンに成功するなどショットが絶好調。しかし、パットの調子は今ひとつでグリーン上では苦戦。明日以降、好調なショットにパットが噛み合えば、優勝も夢ではない。

　その他上位陣は、ジョン・クック（米）、ジェイ・ハース（米）らがトップ2人に1打差の6アンダー66で3位タイ。前週レギュラーツアーで優勝争いを演じた次期ライダーカップキャプテン、コーリー・ペイビン（米）は4アンダー68で回り16位タイ。現在賞金ランキング1位のフレッド・カプルス（米）は3アンダー69の25位タイとやや出遅れている。