地元期待の18歳、マッテオ・マナッセロ（伊）がツアー通算3勝目に向け好調なプレーを続けている。

　欧州ツアー、BMWイタリア・オープン（イタリア、ロイヤルパーク1世ロベリ）は現地時間10日、第2ラウンドの競技を終了。ちょうど1年前の今大会でプロデビューを飾って以来すでに2勝を挙げているマナッセロは、降雨で途中1時間20分の中断を挟み集中力を保つのが難しい状況の中、ミスを最少限に食い止め5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマーク。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、単独トップのロバート・ロック（英）に2打差の4位タイと好位置をキープした。

「地元イタリア出身の3人がリーダーボードの上位に居ることはとても重要。トーナメントを盛り上げるためにも自分自身のためにもこの調子を維持したい」とマナッセロ。同じ4位タイには今大会の優勝をきっかけに世界に羽ばたいたフランセスコ・モリナリ（伊）、ツアー未勝利の25歳ロレンゾ・ギャグリ（伊）がつけており、地元トリオが一丸となって勝利の二文字を追いかけている。

　そんなイタリア勢の攻勢に屈せず通算12アンダーまで伸ばしトップを守ったのが、初日のトーナメントリーダーのひとりであるロック。ツアーでは未だ優勝に恵まれていないが「自分が出来ることは、ただひたすら球を打って努力をし続けること」と地に足を付け念願の初Vを狙う。

　ロックに1打差の2位タイにクリス・ウッド（英）とヨースト・ルーテン（オランダ）が続き、マナッセロらと並ぶ4位タイにグレゴリー・ボーディ（仏）、リース・デービス（ウェールズ）ら6人がつけた。メジャー大会の全米オープンを次週に控え、選手達の気合いもさらにヒートアップしている。