60歳のトム・ワトソン（米）が来月行なわれる欧州ツアーのドバイ・デザート・クラシック（現地時間2月4日?7日／アラブ首長国連邦、エミレーツGC）に出場することが明らかになった。

　昨年の全英オープンで当時59歳のワトソンは最後の最後まで優勝争いを引っぱり、プレーオフでは力尽きスチュワート・シンク（米）に敗れたものの「シニアでもメジャーに勝てる」ことを実証。世界のゴルフファンに大きな感動を与え、“アラ還”世代の星となった。

　そのワトソンが今回、主催者推薦を受けてドバイ初見参となったわけだが、本人も「招待されてとても光栄に思っている。ワールドクラスの選手たちが揃う大会でプレーするのがとても楽しみ。過去の優勝者を見ても素晴らしい選手ばかり。招いていただいて感謝の言葉しかない」と素直に出場を喜んでいる。

　過去にはタイガー・ウッズ（米）が2勝、アーニー・エルス（南ア）が3勝を挙げており、昨年の大会では若手の星ローリー・マッキルロイ（北アイルランド）が念願のプロ初勝利を飾って話題になった。今回ワトソンには20歳のマッキルロイとの直接対決、そして04年に当時47歳だったマーク・オメーラ（米）が樹立した最年長優勝記録の更新に期待がかかる。