2010年のライダーカップに向けて、欧州チーム主将のコリン・モンゴメリー（スコットランド）が早くも積極的な活動を繰り広げている。

　現地時間27日開幕の欧州ツアー、ジョニー・ウォーカー選手権 at グレンイーグルス（スコットランド、グレンイーグルス・ホテル）に出場するモンゴメリーだが、自身の調子は今ひとつ。ここ約14か月の間トップ10入りが1度もなく、首をかしげながらプレーしている。それでも随所に笑顔が見られるのは、2年に1度の名誉ある戦いの主将という重責を担っているからだ。

　すでに欧州ツアーのメンバー全員に対して、来年の決戦前の3試合（BMW・PGA選手権、セルティック・マナー・ウェールズ・オープン、ジョニー・ウォーカー選手権）には、必ず出場するように、というメールを送った。熱心なモンゴメリー主将はじっくりと選手達とつきあい、米国を打ち負かす作戦をすでに始めているようだ。

　大会には前週優勝争いを演じたピーター・ヘッドブロム（スウェーデン）、マイケル・キャンベル（ニュージーランド）、ホゼ・マリア・オラサバル（スペイン）らの実力者たちが参戦。さらに、アマチュアでツアー優勝を飾り、その後プロに転向したダニー・リー（ニュージーランド）、パブロ・マーチン（スペイン）も揃い、モンティの地元で活躍を目指す。