マイク・リード（米）が約4年ぶりのメジャー制覇に感涙した。

　米チャンピオンズツアーのメジャー今季第4戦、ジェルド-ウェン・トラディション（オレゴン州サンリバー、クロスウォーター at サンリバー・リゾート）は現地時間23日、最終ラウンドの競技を行った。首位スタートのブラッド・ブライアント（米）が1つスコアを落としたスキに、2打差の2位で出たリードは3アンダー69でホールアウト。通算16アンダーでジョン・クック（米）と並びプレーオフに突入した。1ホール目で約4.5メートルのバーディパットを外したクックと対照的に、リードはきっちりと約3.5メートルのパットを入れてバーディ。あっさりと決着をつけ、ツアー2勝目を手に入れた。

　2005年のシニアPGA選手権に勝ったリードはそれ以来白星がなく、約4年ぶりの優勝に感無量。キャディを務めた息子のダニエルと抱き合うと涙がこぼれてきた。「エベレストに登ったような気持ち」と喜びを口にした。その他、ブライアントは通算14アンダー3位、全英オープン2位のトム・ワトソン（米）が5アンダー67と猛追して通算11アンダー5位タイ。フレッド・ファンク（米）とローレン・ロバーツ（米）も同じく5位タイに入った。

　一方、日本勢は42位タイでこの日を迎えた尾崎直道が4アンダー68でプレーして通算3アンダー31位タイ。青木功は通算9オーバー57位タイで大会を終えた。