まるで3年前の再現のようにウイニングパットがカップに吸い込まれた。

　欧州ツアーのKLMオープン最終ラウンド（現地時間23日、オランダ、ザントフォールト、ケンネマーG＆CC）は、首位に6打差の12位タイでスタートしたサイモン・ダイソン（英）が、7アンダー63と猛チャージ。通算15アンダーで前日トップのピーター・ヘッドブロム（スウェーデン）、この日3アンダー67でプレーしたピーター・ローリー（アイルランド）の2人と並び、勝負をプレーオフに持ち込んだ。

　同じケンネマーG＆CCが舞台だった2006年の今大会でも、ダイソンはやはりプレーオフに進出した。リチャード・グリーン（豪）を相手に1ホール目でバーディを奪って優勝。その光景がよみがえったようなシーンが1ホール目で起こり、バーディを獲れなかった2人に対し、ダイソンは約3メートルのバーディパットを沈め、3年ぶりツアー3勝目を飾った。

　その他、プレーオフに1打足りない通算14アンダー単独4位にダミアン・マッグレイン（アイルランド）。大会連覇を目指して3位で最終日を出たダレン・クラーク（北アイルランド）は2つしかスコアを伸ばせず、通算13アンダー5位タイだった。