ベルンハルト・ランガー（独）が2年連続でチャンピオンズ・ツアーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀選手賞）に輝いた。ツアーの仲間達の投票によって決まる同賞受賞者にはジャック・ニクラウス・トロフィが与えられるが、再びこれを手にしたランガーは満面の笑みをたたえた。

　現地時間21日、PGAツアーコミッショナーのティム・フィンチェム氏と、チャンピオンズツアー会長、マイク・スティーブンス氏が同賞を発表。同時に09年ルーキー・オブ・ザ・イヤー（新人賞）にはラス・コクラン（米）が決まったことを明かした。

　マスターズ2勝の実力者、ランガーは今季4勝。トップ10入りも15回あり、シーズン前半のポイント制のチャールズ・シュワブ・カップをリードした。

「2年連続でこのタイトルが取れて本当にうれしい。（複数回このタイトルを取っている）リー・トレビノ（米）、ジム・コルバート（米）、ヘイル・アーウィン（米）、ジェイ・ハース（米）ら、素晴らしい選手達の仲間入りができた」と、声を弾ませたランガー。平均ストローク（68.92）No.1のバイロン・ネルソン・アワード、2年連続の賞金王（アーノルド・パーマー・アワード）にも輝いており、まだまだツアーの看板として活躍できる気配を漂わせている。

　また、レギュラーツアー1勝のコクランはフル参戦権はなく、枠に空きができたときだけの出場で2009年シーズンに突入した。それでも16試合に出場して2位（タイ含む）2回を含む7回のトップ10入りで、賞金ランキング17位と大活躍。同賞にノミネートされたトム・レーマン（米）、ラリー・マイズ（米）、ハル・サットン（米）ら強力なライバル達を押しのけてタイトルを手にした。