22歳のクリス・ウッド（英）が、メジャー直前で手薄な欧州ツアーを舞台に初優勝を狙う。

　同ツアーのフラッグシップトーナメントであるBWM PGA選手権を含め、3試合でトップ6入りとリーダーボードの常連となっているここ数週間。特にBMW PGA選手権では、最終日を単独首位で迎えるほどの実力を見せており、現地時間10日に開幕するエストリル・オープン・デ・ポルトガル（ポルトガル、ペーニャ・ロンガGC)で欧州初Vを虎視眈々と狙っている。

「ここ数週間は安定したプレーができている。問題はパッティングだけで、ショットはものすごくいい。パッティングで自分にプレッシャーを与えすぎないようにすれば、自然と結果がついてくるはず」と静かな闘志を燃やす。

　また4年前にツアー史上最年少でQTを突破したオリバー・フィッシャー（英）も、21歳になった今、同世代のライバルには負けていない。「トーナメントが変わっても毎週やることは同じ。いいゴルフをすれば優勝争いができる。もちろん簡単なことではないけど、今週もいいゴルフをすることは変わらないよ」と不敵な笑みを見せており、ともに欧州ツアー初優勝を目指す若手同士の戦いから目が離せない。